深煎りのコーヒー豆を細かく挽き専用の器具を用いて
圧力をかけ短時間で抽出した、濃い少量のコーヒーのことを
エスプレッソコーヒーと呼びます。 |
●もう少し具体的にに言いますと |
コーヒーを深入りにのコーヒー豆を細かく挽き専用の器具を用いて圧力をかけエスプレッソで飲む方法は、19世紀後半にフランスとイタリアで研究試行錯誤され、20世紀前半にイタリアで普及し、20世紀後半に北米(シアトルを中心に)で普及し、ここ数年来日本で広まっています。
エスプレッソコーヒーは当然コーヒーの一種ですが、普通のコーヒー(ペーパーフィルターを使って入れるドリップ・コーヒーなど)とは、いろんな点で違いがあります。「コーヒー」と「エスプレッソコーヒー」は別の飲み物と言っても決して過言ではありません。
しかし、双方の違いが余りにも普及している割に知られていない。そのために、コーヒーに接するのと同じ感覚でエスプレッソコーヒーに接する人が多く、そのためエスプレッソ本来の魅力が理解されないまま、エスプレッソコーヒーとの素敵な出逢いの機会を逃してしまう人が多いのも現状です
このサイトでは、エスプレッソコーヒーが好きな人だけでなく、エスプレッソについてよく知らないという人や、どうもエスプレッソは嫌い・苦手という人に、まずは双方の違いを知って欲しいと思います。 |
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| 〜器具が全く違います〜 |
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コーヒーは抽出する事になります。お湯がコーヒー豆の粉の間を通り抜ける時にコーヒー豆の成分をお湯の中に溶かし出す(抽出する)ことがコーヒーです。
詳しく言いますとペーパーフィルターを使って入れるドリップ・コーヒーの場合は、お湯は自分の重みでコーヒー豆の粉末の間を通り抜け、フィルターの下の容器に落ちていきます。この時にお湯に加えられている力は通常の圧力、つまり重力だけです。
エスプレッソコーヒーの場合、お湯に圧力を加えて強制的にコーヒー豆の粉の間を通り抜けさせます。そのためにエスプレッソマシン(マシーン)を使います。圧力を加えるには、蒸気圧・人間の力・電動ポンプを使う方法などがあり、エスプレッソマシンにも様々な種類のものがあります。
加えられる圧力も1.5気圧程度のものから10気圧を超えるものまで様々ありますが、15気圧ぐらいの高い方が本格的な、より普通のコーヒーとの違いがより大きいエスプレッソコーヒーになります。
一般的にエスプレッソコーヒーの抽出には9気圧が理想的と言われておりますが、エスプレッソマシーンの出力が15気圧でも、実際にかかる圧力は9気圧ぐらいと考えられます。家庭用エスプレッソマシンも、ポンプ式のものはこの条件を満たしています |
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〜豆が全く違います〜 |
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酸味や苦み(どちらも適度に必要)など様々な味と香りをコーヒー豆は何百種類もの成分が複雑に組み合わさって、生み出しています。それら成分がお湯の中に溶け出る速度や順番は、お湯の温度や圧力によって変わります。
一般的に、ドリップには比較的浅煎りの豆(酸味が多く苦みが少ない)を使うのに対しまして、エスプレッソコーヒーには深煎りの豆(酸味が少なく苦みが多い)を使います。
これは、基本的には味に対する好みになりますが、コーヒー豆は深煎りにした方が細胞組織がもろくなって成分が溶け出やすくなるため、短時間で急速に成分を溶かし出すエスプレッソコーヒーには深煎りの豆の方が向いているというのも一つです。
また、エスプレッソではお湯が短時間にコーヒー豆の粉の間を通り抜けるため、粗挽きのコーヒー豆でエスプレッソを入れると、豆の成分が十分にお湯の中に溶け出さず、薄い仕上がりになります。反対に、細挽きのコーヒー豆でドリップ・コーヒーを入れると、濃い仕上がりになります。
(よくご存知のアイスコーヒーの場合は、ドリップ・コーヒーでも、アイスコーヒーにする場合には深煎りで細挽きの豆を使いますよね、氷で味が薄まらないよう濃いコーヒーを抽出するという意味では、エスプレッソに共通するものがあるといえますよね。) |
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〜当然、成分が違います〜 |
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エスプレッソでは圧力をかけてコーヒー豆の成分をお湯の中に溶かし出す(抽出する)ので、ドリップ・コーヒーと比べ、同じ量のお湯の中に溶け出す成分の量が多くなります、したがって全体としては濃い仕上がりになります。
仮に、ドリップ・コーヒーをそのまま濃縮したもの場合、それをエスプレッソという訳にはなりません。エスプレッソをお湯で薄めてもドリップ・コーヒーと同じになる訳ではありません。
コーヒー豆には何百種類もの成分が含まれていますが、それらの中には、エスプレッソを抽出する際、高い圧力で抽出するため多く溶けだすという成分もあれば、短時間で抽出するため余り溶け出さないという成分もあります。ですので、エスプレッソコーヒーの成分の内容はドリップ・コーヒーとは違いが出ることになります。
コーヒー豆の粉がお湯に接する時間が長すぎると、不必要な雑味成分まで溶け出してしまいます(日本茶で言うと、出がらしの事ですね)。エスプレッソでは短時間で抽出するので、雑味成分が溶け出す前に抽出を終えることができ、その分、エスプレッソはコーヒー豆の持つ旨味成分の割合が高い(旨味の凝縮された)仕上がりになります。
コーヒーと言えばカフェインが良くない。眠れないってよく思われています。カフェインはコーヒー豆を深煎りにする過程でかなりの量が揮発しますし、エスプレッソでは短時間で抽出するため余り溶け出しません。したがって、エスプレッソはドリップ・コーヒーに比べて一杯当たりのカフェイン含有量が極めて少ないのです。
ここも、エスプレッソの魅力ですよね! |
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〜分量が違います〜 |
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一般的にコーヒーの一杯の分量は普通150cc程度ですね、エスプレッソではコーヒー豆の成分が凝縮されているので、一杯の分量は20〜40cc程度です。
もし、エスプレッソマシンで一杯分のコーヒー豆から150cc程度も抽出してしまうと、日本茶で言う「出がらし」の状態で雑味成分ばかり溶け出して非常に不味くなってしまいます。
エスプレッソを味わうには、デミタスというフランス語で「小さなカップ」という意味小さなコーヒーカップを使います。一般の大きさのコーヒーカップを使うと、エスプレッソが冷めやすくなってしまいます。また、家庭でエスプレッソマシンから直接コーヒーカップに抽出する場合にはどの辺が適量か(どの辺で抽出を止めたらよいか)の見分けがつきにくくなりますよね。
味わう気分として、大きなカップの底にたまったエスプレッソを飲むよりもデミタスに満たされたエスプレッソを飲む方が優雅な気がしますよね。
普通のコーヒーカップには及びませんが、デミタスにも色々な形やデザインのものがありますから、充分楽しめますよ。 |
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〜飲み方が違います〜 |
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エスプレッソはイタリアが本場ですが、近代シアトルを中心とするアメリカでの流行をもとに、日本にも普及しています。イタリア系とシアトル系では飲み方にも独自の傾向がありますが、最近のブームの火付け役はシアトル系です。。
<イタリア系のエスプレッソコーヒー>
イタリアでは、大半の人はミルク等を加えずにストレートのエスプレッソに砂糖を入れて飲みます。朝食時にはミルクを加えたカプチーノを飲むことはありますが、大半はストレートですね。
エスプレッソの本当の魅力はなんと言っても、チョコレートやコーヒーの適度の苦みを含んだ旨味と、甘いものとの抜群の相性です。飲み比べた上でストレートブラックの方が美味しいという方はそれで全く構いません。しかし、エスプレッソの本当の魅力に出逢えないままかもしれませんね。
同じコーヒーだという先入観を捨てて、普通のコーヒーをブラックで飲んでいた人も、一度はスプーン1〜2杯の砂糖かシロップを入れて飲んでみて下さい。イタリアでは砂糖が底に溶け残る位入れて飲むことが一般的、本当の魅力を味わえますから。
ブレイクタイムとして勉強や仕事の合間にお茶感覚で飲むならドリップコーヒー、食後のデザート感覚や気分転換に飲むならエスプレッソと、双方は別の飲み物と思って楽しんだ方がお互いの魅力を楽しめると思います。
<シアトル系のエスプレッソ>
豆の輸入都市であるシアトルをはじめとする北米ではストレートのエスプレッソを注文する人は少なく、カフェラテやカプチーノのようにミルクと合わせたエスプレッソを楽しむ方が多いようです。チョコレートやホイップクリームやフレーバーシロップ等と組み合わせた応用エスプレッソのバリエーションが豊富な事がその要因ですね。好みのオプションを追加して自分独自のエスプレッソをオーダーする人も多くいますので、エスプレッソとの楽しみ方が国により大きく違いますね。
昔から頑固にイタリア系のエスプレッソコーヒーを楽しんでいた方にとっては、最近のシアトル系のエスプレッソは亜流だとか邪道だと思う人がいます。
しかし、どちらの飲み方も、それぞれの地域の人々のコーヒーの楽しみ方です。どちらが本流、正道という話ではないので、オリジナルな自分の好みエスプレッソを飲しむ事を私は薦めます。 |
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